AED収納場所温度変化

AED収納場所

自動車内で想定されるAEDの収納場所別に温度を測定します。具体的には自動車の後部トランクで、トノカバー(日除け)の上、トノカバー(日除け)の下(クーラーボックスの上)、(日除けの下の)クーラーボックス内部で測定します。(下写真)

技術情報1

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AED収納場所別温度変化

2022年10月3日(月)

残暑厳しい10月初めに測定開始しました。この日は全国各地で30℃を越える真夏日でした。午前中、直射日光の当たる駐車場に停めていましたがトノカバー上で60.42℃、トノカバー下(クーラーボックスの上)でなんと69.75℃の最高温度を記録しました。同地最寄りの洲本観測所の最高温度は27.2℃でしたがほぼ同時刻の午前10時の記録でしたので外気温と同じ時刻に車内温度のピークがきたということになります。
クーラーボックス内の温度はこの時刻には40℃くらいで、温度のピークは3時間ほど遅れてきて40.69℃でした。温度が内部に伝わるタイムラグがあるようで、車を屋内に移動していたこともあり、この時刻にはクーラーボックスの内外で温度の逆転が起きています。

2022年10月4日(火)

この日は気温は前日と同程度の最高温度27.3℃まで上がりましたが、雲が多く、駐車場所も建物の北側の日陰であったためかトノカバーの上下の最高温度は14時に40.11℃と42.08℃で前日の60~70℃にはならず、クーラーボックス内の温度も15:40に最高35.59℃でした。やはりクーラーボックス内外で温度のピークにずれがあり、この日は1時間40分でした。

 

2022年10月5日(水)

この日は洲本観測所のデータでは曇っていて最高気温も午前0時の27.2℃で日中はこれ以上上がることはありませんでしたが、駐車場所が洲本観測所から10kmほど離れているせいか、車に日光が当たっていて、トノカバー上下の最高温度はいずれも昼の12時に56.02℃、60.39℃でした。クーラーボックス内の温度のピークはそれから1時間20分後に38.16℃でした。